今季の酒田釣行におけるカゴ真鯛釣行の気象条件による分析をして見たところ、大変面白い結果が見えて来ましたので、来季の釣行の参考にしようと思います。 | |||||||
釣行時条件 |
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釣行は期間前半は天候にも恵まれて予定通りの週末の釣行が可能でしたが、後半お盆過ぎあたりからは度重なる週末の気象条件の悪化で幾度となく釣行不能となり釣行回数も減少し、前半釣行10日=釣果日6日、後半釣行8日=釣果日2日と、全釣行日数は18日、釣果を見た日数は8日となっており、釣果日数は前半に集中しています。私のカゴ真鯛釣法は@付け餌の残り具合によりますが仕掛をあまり放置しない短時間投入型で、Aあまり遠投にこだわらずポイント集中型で仕掛を投入し、Bハリス3m・擬装針9〜10号使用での釣行結果となります。 | |||||||
釣行日 釣果日 |
気圧hPa 前日/釣行日 |
最低気温℃ 前日/釣行日 |
最高気温℃ 前日/釣行日 |
風向・風速 | 天候・雨量 | 湿度% 前日/釣行日 |
潮 |
270607 | 1011/1017 | 12/11 | 20/22 | 北西3 | 晴れ | 66/44 | 中潮 |
270614 | 1009/1007 | 19/18 | 23/28 | 西3 | 晴れ | 72/70 | 中潮 |
270621 | 1007/1009 | 17/17 | 25/26 | 北北西5 | 晴れ | 69/60 | 中潮 |
270704 | 1004/1009 | 19/16 | 26/24 | 北西4 | 曇り | 57/72 | 中潮 |
270711 | 1015/1012 | 14/16 | 26/26 | 西北西3 | 晴れ | 56/55 | 若潮 |
270716 | 1007/1005 | 22/22 | 30/28 | 東南東4 | 曇り | 55/64 | 大潮 |
270728 | 1006/1006 | 22/24 | 32/27 | 西3 | 曇り | 45/82 | 中潮 |
270801 | 1008/1011 | 26/25 | 30/28 | 西北西3 | 晴れ | 72/73 | 大潮 |
270809 | 1012/1008 | 22/22 | 33/34 | 東7 | 晴れ | 61/49 | 長潮 |
270812 | 1005/1005 | 25/22 | 29/30 | 西南西3 | 晴れ | 73/62 | 中潮 |
270823 | 1001/1005 | 22/22 | 30/28 | 西北西3 | 晴れ | 74/65 | 長潮 |
270901 | 1013/1012 | 20/20 | 24/28 | 東南東4 | 曇り | 79/84 | 中潮 |
270905 | 1006/1011 | 20/18 | 26/25 | 北4 | 曇り | 67/60 | 小潮 |
270913 | 1008/1012 | 19/19 | 25/21 | 南南西1 | 雨 6.0mm | 54/95 | 大潮 |
271017 | 1019/1018 | 7/6 | 19/21 | 北5 | 晴れ | 46/63 | 中潮 |
271027 | 1021/1009 | 10/6 | 15/22 | 南西5 | 晴れ | 44/37 | 大潮 |
271105 | 1029/1025 | 7/7 | 18/20 | 西3 | 晴れ | 56/44 | 小潮 |
271108 | 1027/1018 | 7/12 | 15/14 | 東4 | 雨 1.0mm | 68/93 | 中潮 |
分析結果 |
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潮による相違 | 区分 | 釣行日数 | 釣果日数 | 釣果率 |
大潮 |
4 |
2 |
50% |
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中潮 |
9 |
5 |
55% |
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小潮 |
2 |
1 |
50% |
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長潮 |
2 |
0 |
0% |
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若潮 |
1 |
0 |
0% |
|
全体 |
18 |
8 |
44% |
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予想通り潮の動きが釣果に繋がっているようで、大潮から小潮まで潮が動けば潮の干満差はあまり影響は無いようです。 | ||||
気圧の変化・基準気圧について | 区分 | 釣行日数 | 釣果日数 | 釣果率 |
前日と変化無しか気圧が上昇 | 9 | 6 | 67% | |
前日より気圧が下降 | 9 | 2 | 22% | |
全体 | 18 | 8 | 44% | |
1010hpa以上 |
9 |
3 |
33% |
|
1010hpa未満 |
9 |
5 |
55% |
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一般的に気圧が上昇する場合は好天へ向かい、低下する場合は天候の崩れに向かう場合が多いと思われますが、結果として真鯛が比較的敏感とされる気圧の変化については、前日と同一かあるいは上昇している場合が絶対的に釣果率が高いとの結果となりました。我々には感じない微妙な気圧の変化でも海中では水深によって増幅され、真鯛は感じ取っているのかもしれません・・・・? | ||||
最低気温の変化・基準温度について | 前日より上昇 | 10 | 3 | 30% |
前日より下降 | 8 | 5 | 63% | |
全体 | 18 | 8 | 44% | |
15度以上 | 13 | 7 | 53% | |
15度未満 | 5 | 1 | 20% | |
この最低気温の分析結果については、予想に反して前日より低下した場合の釣果率が上回り、大変意外な結果となりましたが、しかし最低気温10度以下の季節の釣行は釣行回数も少ないため十分なデータとは言えませんが、釣果率が低下しています。 | ||||
最高気温の変化・基準温度について | 前日と変化無しか上昇 | 10 | 3 | 30% |
前日より下降 | 8 | 5 | 63% | |
全体 | 18 | 8 | 44% | |
25度以上 | 11 | 6 | 54% | |
25度未満 | 7 | 2 | 28% | |
最高気温についても、最低気温の分析結果と同様に前日より低下した場合が、絶対的に釣果率は上回り、今までのイメージを全く変えざるを得なくなりました。一般的に魚は水温が上昇した方が活性が上がるイメージでしたが・・・・、しかし下降傾向時とは言え最高気温25度未満の場合は厳しいようです。 | ||||
風向・風速について | 北〜南(内海) | 6 | 3 | 50% |
南〜北(外海) | 12 | 5 | 42% | |
全体 | 18 | 8 | 44% | |
3m以下 | 9 | 3 | 33% | |
3m超え | 9 | 5 | 56% | |
気温と同様に風についても意外な結果となりました、内海を好み絶対の自信で釣行している私ですので、多少の向かい風ならば無理をしてでも内海での釣行としますので、この結果は当然とも言える結果ですが、風速に関しては全く私のイメージを裏切っています、穏やかな風のもとでの釣果をイメージしていましたので・・・・。 | ||||
天候について | 晴れ | 11 | 4 | 36% |
曇り | 5 | 4 | 80% | |
雨 | 2 | 0 | 0% | |
全体 | 18 | 8 | 44% | |
基本的に雨天が予想される場合は釣行予定を立てませんが、後半はそんなわがままも言っていられずに、雨を覚悟の釣行もありましたが、釣果率が高いのは、結果として好天に恵まれた場合よりも曇りの日が釣果率が絶対的に上回っています。真鯛は人間と同じように日に焼けるそうです・・・・。 | ||||
湿度の変化・基準湿度について | 前日より上昇 | 8 | 5 | 63% |
前日より下降 | 10 | 1 | 10% | |
全体 | 18 | 8 | 44% | |
70%以上 | 7 | 3 | 43% | |
70%未満 | 11 | 5 | 45% | |
真鯛の住む海中は湿度などの変化については関係ないかもしれませんが、これも前日より湿度が上回っている時に、如実に釣果率の差がでていますので、何かしら関連があるのかもしれませんが、湿度の高低による相違はあまり影響がないようです。 | ||||